活動記録

自分のための記録です。

Game Programming Patterns を読んだ

デザインパターンの分かりやすい解説書だと、どこかで聞いたので読んでみた。

タイトルに「ゲームプログラミング」が入ってるが、 ゲームプログラミングらしいグラフィクスやAIの話があるわけではなく、 徹底的にソフトウェアアーキテクチャの本である。 ただ、サンプルにはゲームの例(キャラクターがいてコントローラからの入力を受けて動く等)があるので 一切ゲームに触れたことがない人には難しいかもしれない。 そんな人は滅多にいないと思うけど。

自分はこれまでデザインパターンを体系的に学んだことがなく、 業務でも「なんかしっくりこないな〜」という感じがよくあったのだが、 この本を読んである程度は整理ができた気がする。

特にパターンごとに提示される具体的な例が秀逸で、 安直な方法がどういう点で行き詰まるのかを先ず見せてくれて、その上でデザインパターンでどのように解決するのか、という展開があるので、 パターンの意義がとても納得しやすかった。

終盤にある最適化のパートが、ハードウェアアーキテクチャに少し踏み込んだ話で、 おそらくデザインパターンの本にしては異質なんだろうけど、そこがまた面白かった。 クラス間の疎結合に設計しても、パフォーマンス向上のために クラスを解体して結合を一部復活させるとか、そういう泥臭い話があった。 そういった例でも、オブジェクト指向に反するように見えつつ本質的には疎結合が保たれていて、 デザインパターンを習得するというのは、形式的なクラス図が描けるということ以上に、 そういうセンスを磨くことなんだろうなと思った。

読みやすく、楽しい本でした。 wikipediaデザインパターンのページをみるより断然良かったです。

最近

なんのための記録なのかわからないこのブログであるが、まずは転職して2.5ヶ月ほど過ぎたことを記しておく。

後期博士課程に進学して以降、意識的に離れていたプログラミングにも転職によってガッツリ関わることとなり、 刺激的な毎日である。 GitHubを使ったチームでの開発フローやクラウドサービス関係にも(まだまだだけど)慣れてきた。 量子計算関係は関わり始めて日が浅いのは否めないが、アイディアが無いわけではないので、積極的にやっていきたい。

個人サイトは、さくらのサーバーを解約してnetlifyでホスティングすることにした。 無料枠を超えるほどアクセスされることは無いだろうし。

2019/10/1

量子多体系の厳密数値計算

共同研究をする上で、量子多体系の厳密数値計算をする必要がある、という話になった。 それなら3時間もあればスクラッチから書けますよ〜と言い切ってしまったが、 寝る前の一時間である程度まで形にできた。 思ったより軽い計算で基底も想像より多く取れそう。

2019/9/26

Quantum Reservoir Computing

のネタをとある実験の方々に提案してみたら、 予想外の方向に助言が頂けて、その方向で深めてみようという話となった。 面白そうな展開。

リンク

個人自己紹介サイトからこのブログ(というか日記)にリンクを貼ることにした。

2019/9/24

誰が見るわけでもないけど、久々の更新。

昨日、授業期間が始まった。 後期は前期よりも研究に集中できそう。

メモ Zero-phonon line

en.wikipedia.org

NV centerの論文を読んでいたら出てきた。

arXiv メモ

arxiv.org

Thermo Field Dynamics 形式(熱的Bogoliubov変換)で効率的に熱浴と結合した開放系を計算できるという話。 面白いんだけど、肝心の数値計算部分にMPSを用いるらしく、そこが詳しくないのでよくわからない。 (内容とは関係ないけど、参考文献で梅沢博臣氏と高橋康氏の名前がぐちゃぐちゃになってて笑ってしまう。日本人の名前は難しいのだろうか)

arxiv.org

MPSの数値計算はこれを参考にすればいいのかな(未読)

2019/03/11 グラスマン数って何?恋人はいるの?調べてみた!

予備審査の記事以降、更新をサボってしまった。 あの後、年明けの公聴会を経て無事に学位申請を認めていただき、博士号を授かりました。 ありがとうございました。

以下、記録

色々あり、半導体中の電磁場の有効作用を求めようと思った。 電磁場は初めてなので、先ずはラグランジアンを吟味した。 そして、誘電率透磁率が真空とは異なるときのMaxwell方程式を導くラグランジアンが手に入った。 これは誘電率透磁率が空間依存してても対応できる。

また、非相対論的な電子についてのラグランジアンも求め(これは直ちにわかる)、さらにゲージ原理から電磁場との相互作用の形がわかった。

手元の教科書をいくつか見たところ、Grassmann数(初めて使う)の定義が何種類かあることに気づいた。 Grassmann数の積分をcとしたとき、c=1とするかc=iとするかである。 状態(もしくは場の演算子)の位相のようなもので、計算結果には影響しないんだろうけど、なんだかスッキリしない。 そもそも、Grassmann数の積分が何なのか理解できない。もっと基礎に戻ると和や積の正体がわからない。 計算のツールとして割り切るべきか…?